超音波画像診断装置の市場規模
超音波画像診断装置の市場規模
超音波検査とは超音波を用いて体内の病変を調べる検査であり、超音波画像診断装置を使って体表から超音波を当てることになります。体表に当てた超音波は反射されて戻ってきますが、それをコンピューターで処理して画像化するということです。
その画像のコンストラストにより、病変の有無や大きさ、形状、深度などを判読することができます。主に腫瘍や炎症、結石などの診断が行われることになります。また、超音波画像診断装置によって映し出される画像は、リアルタイムで動いて見えます。そのため組織採取や穿刺などの検査を行ったり、病変の位置を確認しながら行う治療に有効です。
超音波とは人間の耳には聞こえない高い音のことであり、液体や固体によく伝わることがポイントです。このような特徴があるため、肺や消化管に比べ、心臓や肝臓、腎臓など臓器の描出に優れているということです。検査にかかる時間は描出する臓器によって異なりますが、通常10~20分程度で完了します。市場規模もどんどん広がってきています。
超音波画像診断装置を取り扱っている会社はたくさんありますか
最近超音波画像診断装置を取り扱っている会社について質問を受けたことがあります。どちらかというと若い人たちよりも、高齢者からの質問が多いです。少子高齢化で日本は65歳以上の高齢者人口がどんどん増えてきていますから、これはある面で当たり前のことであるのかもしれません。
超音波画像診断装置を取り扱っているところは、実に多岐にわたります。様々な分野の企業が続々と参入している世界ですから、それだけ見込みのあるビジネスであるということができます。IC企業やカメラ会社が参入しているのが大きな特徴です。
そのお値段ですがピンからキリまであります。ハイエンドで30万円以上もするポケットエコーが販売されています。ポケットエコーと同時に大変な人気になってきているのがポータブルエコーではないでしょうか。自宅で、いつでも、高齢者たちが使いやすいようにあらゆる工夫がなされています。
日本の少子高齢化は当分の間続く見込みですから、ポケットエコーのビジネスが衰退することは考えられません。